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長崎市民演劇祭がブリックホールで行われています。僕は通し券を買ったんで、できれば4〜5本は観たいなと思ってるんですが、これ書いてる1/29現在でインフルB型発症中。既に狙ってた一本を観れずで残念。森元さんゴメンナサイ。

さて、26日は劇団アクターズの「まほろば」でした。戯曲そのものは2009年の岸田戯曲賞受賞作品で、そういう意味合いでも個人的に興味があった作品でした。

祖母、母、未婚の長女、シングルマザーの次女とその娘、そして、よその家の少女によって展開される、SEX and the 村な物語。ストレートで、丁寧で、優しく、多くの人が素直な気持ちで楽しめる物語だなと感じました。

この戯曲を書いた蓬莱竜太氏は、映画版ピアノの森なども手がけてると聞いてなんだか得心いきました。(ピアノの森は乱暴に言えばピアニスト版ガラスの仮面です)

役者陣で言えばやはり、長女と次女が全体の牽引役として突出した面白さを醸してました。性に関する際どい会話でも、僕よりもご年配な男女が思わず笑っちゃってるところで個人的に涙腺かウルリッヒでしたよ。それは生きていくこと(老い、死ぬこと)を無意識に肯定しているような感じがして。錯覚かもだけど、少なくとも僕はそう感じたのです。

いい公演でした。
柴田健一アンサンブルの「乗るJAZZ!!」にいってきました。


トロンボーン、ギター、ベース、そしてドラムが乗るんですよ。
何にって、市電に。


市電に。
ドラムまでもが。


蛍茶屋で待機している「貸切」の電車。
それこそが乗るJAZZ!!のライブ会場なのですわ。


完全予約制で25名限定。
満席、いやこの場合満車かな。とにかくスタート。


電車旅のはじまりはデュークエリントンのキャラバン。
急激にテンションあがって、心の中では打ち上げ花火が炸裂状態。


思わず、たーまやー! と叫びたくなりましたね。
新大工町通過中なだけに。


ルート66,オーバーザレインボー、でんでらりゅうカリプソ、等々。
ジャンルレスで問答無用に演奏しまくる電車の中で。


道をゆく人々の、ぎょぎょっとする表情もまた楽しい。
そりゃそうだ、だって市電でライブですけん。


聞けば、これまでにフォーク弾き語りin市電はあったらしい。
でもバンドin市電は初だそうな。


貴重な機会、そして楽しい時間でした。
長崎の力を感じた1時間でした。


第2回もあるそうな。
んーたのしみだ。

合唱団『無礼面の音楽隊』の公演にいってきました。
僕は合唱に関して門外漢なんだけど、でも、行ってよかった。


第1部は、歌謡曲中心。
30人くらいで井上陽水やスガシカオなんか歌ったり。
うち1名が隠し持っていたマイクを取り出しラップを始めたり。
選曲の馴染みやすさと、いえーあな遊び心がうまくはまって、すんなり入り込めた。


第2部は付属中コーラス部もフィーチャーしつつ、合唱の課題曲を中心に。
なかには中学か高校の頃に(たぶん授業で)自分が歌った曲もあって、懐かしさにどっきんこ。


第3部は、作曲家であり、この合唱団の中心人物である、橋本剛氏の作品を中心に。
個人的に思い入れのある「波へ」も披露されて、いろんな思い出が走馬燈のように蘇ったり。


というのが、おおまかな流れ。


生の表現に触れることは、その世界に自分の魂を預けることなんだ。
だから、揺さぶられたときの喜びも、しらけたときの退屈も、大きいんだ。
その意味においては、ジャズもロックもダンスも演劇も落語も同じ事なんだ。


なんてことを思ったりもしつつ、存分に堪能させてもらいました。
イイ感じで揺さぶられた、素敵な時間でした。
「どくりつ こどもの国」を観た。

子どもと大人のための演劇ということで、3才からでも観劇OKなのだ。
そんなわけで、妻子とともに。

かなーり充実な時間となりました。
何度もウルリとなりながら観た。
ええもん観たあ。

作曲&演奏の橋本剛氏、変幻自在のピアノが今回も炸裂。
ハンドベル手に持ったままピアノ弾く技は初めてみたあ。

打ち込み主体のときは隠し持っていたヘッドホンを左耳に当てながら右手でキュコキュコとスクラッチするようにピアノを弾くなど、遊び心も終始炸裂。

んで、殺陣。
アジア発ハリウッド経由小劇場行きみたいな感じのアクション。

姉妹対決なんてもうマトリックスの覚醒後キアヌみたいな感じでした。
たまらんぜよ。

そして、素敵な余韻を残して、物語は終わる。

カーテンコールで、殺陣師が紹介される。
長崎出身とのこと。

ちょっとはにかみつつ
「23年かかりましたが、ようやく故郷で自分が携わった作品を上演することができました」
と、その方のごあいさつ。

いやもう、これはもう、ズッキューンときました。
ついにウルリの堤防が決壊しましたわい。

終演後、ロビーにその殺陣師の方がいらっしゃったので、少しお話をさせていただいた。
話の流れで僕がドニーイェン大好きなんですよと言ったら、なんか嬉しそうな目になった。
ような気がした。


自分のお気に入り以外は全部大嫌い。
視野極狭のアメリカ親父。

覇気なく、朝から晩までオドオド。
実写版「いじめてくん」なアジア青年。

そんな二人が、
グラントリノを介して奇妙な出会いを果たし、
というお話。

予告編の印象とはウラハラに、いい感じにユーモラス。

若い人も、
僕みたいにオーバーサーティな人間も、
イーストウッドみたいなご年輩の方も、

思わずアハッと声を出して笑ってしまうこと多数。

上質なユーモアがうまく機能して、
ドラマにさらなる深みを与えていたように思います。


ダニーボイル監督。
アカデミー賞を獲りまくった話題作。
封切り初日に観てきました。




インドのスラムでシビア極まる人生を送ってきたジャマールが、国民的超人気番組ミリオネアに出演。
がんがん正答しまくる。

あんたそれズルしてるでしょ!?
と疑いをかけられ、即、投獄!

ああ無情。
そんなお話。

ダニーボイル監督の映画ってあんまり観たことないなあ。
トレインスポッティングは当時これ観てる人はオシャレみたいな雰囲気が周囲にあって毛嫌いしてた若かりし頃の僕。Born Slippyは好きだったけど。

ミリオンズ(これも観ていない)の頃、彼が「自分の子どもにも見せることができる作品を作りたくなってきた」という旨の発言をしていて、そういう発想は好きじゃないなあと若かりし頃の僕は思っていたんだけど、今はなんとなくその気持ちもわかる。僕も1児の父だし。

そしてスラムドッグミリオネア。
少々刺激は強いかもしれないけれど、これなら小学生でも観ることはできるだろう。
そして大人も一緒に楽しめる。

そんな映画でした。
F'sCompany田中俊亮が立ち上げた、新しい団体Stereo ArT。

その第1回公演『会葬歌』を観てきました。

5人の若者達の関係のゆらぎが、世界遺産暫定リスト登録にまつわる地域的な思惑や市町村合併などを通して描かれていく1時間ほどの舞台。

ああ自分はもう36なんだよなあということをしみじみ実感した1時間でした。

フレッシュヤングのピュアなハートにドッキドキ。
そんな昭和っぽいカタカナ表現を多用したくなるほどに、自分のおっさんっぷりをしみじみと実感。

クライマックスには、Stereo ArTとしてのこだわりを感じさせる工夫があり、心にせまるものがありました。あと個人的にはヅカがストライクだったのですがそれは観た人にしかわからないし、あえてここでは説明はしない。

40代、50代といった、もはや僕以上にフレッシュでもヤングでもない皆々様がこの舞台を観てどのような感想を持ったのかは興味があるところ。青春だね、以上の何かがこの物語のさらなる可能性を引き出すのではないかと感じました。

関係者の皆様おつかれさまでした。いい公演でした。
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